おはようございます。造形リトミック教育研究所の玉野 摩知佳です。
知的障害・発達障害 個性と可能性を伸ばす
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* 新しく知るからのパートナー
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13.すばらしい引き立て役 2(歌)
第2回は歌です。歌の力もだれもが認めるところ、長い歴史を持っております。
音楽に言葉が加わることで、記憶の効果が高まります。
・紙面で伝えることのできなかった時代は、歌が記録と伝達としての大きな役割を果たしていました。
・メロディーから言葉を思い起こし、また逆に言葉からはメロディーを思い起こすことができます。
・言葉による意味の流れ(ストーリー)をメロディに乗って理解することができます。つまりメロディは言葉をチェーンのようにつないでくれるので、初めから終わりまで意味を順に理解していくことがよりたやすくなるのです。
・コミュニケーションとしての使い方もあります。赤ちゃんに話しかける母親語は歌に近いものです。大人でも感情が大きく動いているときの発語はイントネーションの幅が広がり、語気の強弱も生じて歌に近いものとなります。
・それを劇として造りあげたのが、ミュージカルでありオペラです。
・仕事や作業を楽しくリズミカルにするような使われ方もあります。「田植え歌」のような仕事歌がそうです。仕事歌は、協働性(共働性)も生みます。
造形リトミック研究所では、歌に乗って絵をかく、歌に乗って言葉を学習する、歌に乗って算数を学ぶ、歌に乗って生活力をつける、歌に乗って作業手順を覚える・・・・・など、歌が大活躍です。
造形リトミック教育研究所