301.彼岸花
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
今日は、秋分の日。お彼岸の中日です。
つい先日、彼岸花(曼珠沙華)を見に巾着田(埼玉県日高市)に出かけました。高麗川が蛇行して巾着の形を描き、ちょうどそこに田ができているのです。この時期、その田を囲む一面に群生する彼岸花が見事に開花して、高麗川の緩やかな流れと並行するように長く長く続いています。
そしてその一面の彼岸花の間を、訪れたたくさんの人々が長く長く列を作って進んで行きます。まるで、天上界のような不思議な空間です。田んぼのあぜ道にぽつぽつと赤く咲く、「ごんぎつね」の風景の中の彼岸花とは少々趣を異にしていました。
曼珠沙華・・・この名前からもそんな異なる空間が感じさせられます。
「曼珠沙華」「彼岸花」、調べてみると次から次に面白い言葉に出会います。
”天上の花””おめでたいことが起こる兆しに、赤い花が天からふってくる””葉見ず花見ず””相思華””
幽霊花””キツネの松明””キツネのかんざし”・・・・
「球根部にリコリンという毒があるため、田を荒らすネズミやモグラを避けるために田んぼのあぜ道によく植えられた」、こんな説明もありました。
この説明が、私には一番ピント来ました。あの天上界から、人々の素朴な生活の営みに戻ってきたような、さわやかな秋風がさっと感じられるような、いつもの世界に戻ってきたような、そんな安心感が得られました。
せっかくの連休、何か面白いことや不思議なことに出会ったら、家族で調べてみましょう。そして、自分の生活や感覚、言葉にフィットするものを見つけてみましょう。また、自分の感覚とは異なるものに触れ、知ることも楽しいものですね。
「秋分の日?」「お彼岸って」「何でおはぎを食べるの?」・・・。
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