713.Elephas ブログ ~感じとる、講師のちから~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをホームページでアップさせていただいております。教室の生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫を広く皆さまにお伝えできますように、本ブログではワンポイントメッセージも加えて、お読みいただけるようにいたします。
・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ Elephasブログより◇
おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・津田沼教室の石野です。
Yちゃんの絵は、画用紙からはみ出してしまうことがたびたびありました。でも、添えている手には細かい部分を描こうとする力が伝わってきていました。ある日、手を添える位置を変えてみました。するとYちゃんの力をうまく紙に乗せることができたのです。
同じ方法で文字を書くことにも挑戦したところ、Yちゃんが文字や数字の形をしっかり意識していることがわかりました。今は、毎月1~30 の日にちを最後まで書き、苦手意識の強かった数の学習にも自信をもって取り組んでいます。
書けた、できた、の喜びは、苦手意識をなくしてしまうパワーがあるのですね。
◇ ワンポイントメッセージ◇
書字や描画の導入の時期には、講師が手を添えてかかせることがあります。「介助がき」といいます。この「介助」の段階はいくつものスモールステップに分けられます。介助するか、しないかの2者の別ではないのです。
同じ介助でも、いかに生徒さんの手先や指先の動きを感じとることができるか、さらに目の動きや意識を感じとることができるか、そこにElephas の講師としての技量が現れます。
ですから完成した作品は、介助で描いたものであってもその生徒さん独自のユニークなものに仕上がるのです。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/
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