697 .Elephas ブログ ~作文、気持ちを表す~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをホームページでアップさせていただいております。教室の生き生きとした生徒さんのご様子や講師の創意工夫を広く皆さまにお伝えできますように、本ブログではワンポイントメッセージも加えて、お読みいただけるようにいたします。
・・・・明るく、楽しく、豊かに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ Elephasブログより◇
おはようございます。
発達支援教室 Elephas(エレファース)・相模原教室の森です。
Kくんは、毎日つけている一行日記を教室に持ってきてくれます。「Kくん、きのうは何をしていたの?」「誰といっしょに行ったの?」など、会話をする練習をしているのです。
ある日Kくんは、「プールに行った」と言いました。そして、「耳!」と腕を耳に近づけました。日記には書いていないことでしたが、Kくんはクロールで泳ぐときに、腕を耳に近づけるようにして泳いだことを思い出したようです。
日記を土台に、少しずつKくんのお話が増えてきました。Kくんの話したいことの風景が見えてきて、嬉しく思います。
◇ ワンポイントメッセージ◇
生徒さん自身の体験は、教材としてもとても有効です。
会話の題材にも、作文の題材にもなります。講師の活かし方しだいです。たったひとつの言葉やしぐさも、うまくすくい上げてあげることによって、個性ある会話や作文、また絵画にもなり得ます。
「泳ぐときに腕を耳に近づけるようにして泳ぎました」という一文だけで、充分に個性が発揮されています。「がんばりました」と書かなくても、「がんばった」こととKくんの意気込みが伝わってきます。このように、事実を書くことで気持ちは充分表現できるのです。
発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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