1029.Elephas サタデーブログ ~「態勢をつくる」~

1029.Elephas サタデーブログ ~「態勢をつくる」~
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

学習態勢の形成のために:

その日の授業を始まりから終わりまでプログラム順に分析してみましょう。

すると、はじめ「学習態勢、うぅん、きょうも・・・」と首を傾げていたのがウソのように、
「あっ、これは良くやっている」「おっ、これも」というように、1回の授業内での生徒さんの反応の違いが
見えてきます。「あっ、こんなこともできている」と意外な面の発見ができることもあります。

取組みやすかった課題と取り組みにくかった課題を分別してみましょう。課題の特徴が把握できます。

少しでも取り組めた課題は、その生徒さんにとって「わかる課題」なのです。「わかる」といっても、
理解できたということではなく、目の前で、机の上で何が行われているのかが何となくでも「わかる」ということです。学習態勢作りのきっかけは、その程度で良いのです。

生徒さんが少しでも見向きした課題が「わかる」課題であり、取り組みやすい課題です。それを中心に授業を構成していきましょう。それが、生徒さんを主体に置いた授業です。「急がば、まわれ」。講師の立てたプログラムの通りに引っ張ろうとするのでは、主体が講師に置かれてしまっています。
生徒さんに、「私に合わせなさい」と言っているようなものです。

「生徒さんの立場に立つ」「生徒さんの目線に立つ」、言葉だけが独り歩きしないように・・・。

発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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