2389.~日記を書くということは~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
~Elephasブログ「一行日記」(12月8日)
・・・4月から社会人として、お仕事をされているHさん。一行日記を続けています。
「お仕事がんばりました。」と毎日同じ一言が続いていましたので、こちらから「何を作りましたか」「何を食べましたか」と問いを書式に加えておいたところ、先週自ら、一週間分、様々な内容の日記を書く事が出来ました・・・。
社会人1年生のHさん。
快挙ですね!
「えっ、そのくらいで?」と思われるかもしれませんが、
Hさんの成長をたどってみましょう。
そもそも、とにかく一行日記を書くというノルマを果たしていた
同じ内容でも毎日続けた
次に、問いに答えるようになった、
問いによって、その日の行動を振り返るようになった
それを繰り返すうちに、しばらくしてちょうど先週、
問いによらずに自ら行動を振り返り、
たくさんの行動の中から何かを選択して記述することができるようになった
日記を書くためには、
記憶、再生、選択、言語化、表記、これだけの高等な機能を使います。
かつては、表記(模写)だけだったかもしれません、
いやかつても記憶、再生、選択、言語化、表記だったのかもしれません。
それは、本人でなくてはわかりません。
しかし明らかな成長は、振り返りの幅が広がったということと、
選択を自ら行っている、それに伴い言語も表記も多様化している、ということです。
誰しも三日坊主になりがちな日記を毎日続けていること自体がすばらしいのですが、
その上に機能的にも成長されました、まさに快挙です。
それに伴い、情報化力も心も必ず成長されているはずです。
>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
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