2088.~言葉とイメージ~

2088.~言葉とイメージ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 

◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ「どうぞ、お入り下さい」(12月24日)
・・・「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」という問題にK君は、そう解答しました。
   答は、「こんにちは」のひとつではないことに、気づかされました・・・。
   

言葉は、面白いですね。
問題を聞いて、どのようなイメージを描いたかによって答は異なります。

発達障害をもつ生徒さんの中には、イメージを描いて答えるというより、
「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」⇒「こんにちは」、と
紋切り型のワンセットで暗記してしまうケースが見られます。

「知り合いの方が訪ねて来た時、何と言いますか?」
いつ?
昼間をイメージすれば・・・「こんにちは」
夜をイメージすれば・・・「こんばんは」。

だれが?
近所の人・・・「こんにちは。いま母は出かけていますが」
友達・・・「あっ、あがって」
訪問を知らされていたお客様・・・「どうぞ、お入り下さい」。

Kくんは、問題の「方」という言葉にも自然に反応したのでしょうか?
近所の人や友達には、「方」という表現はあまりしませんね。
「方」という表現には、大切なお客様というイメージが伴います。
だとしたら、K君の言葉力は大したものですね。

言葉は、面白いですね。

造形リトミック研究所
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