2060.Elephas サタデーブログ ~「11月第3週:今週の心に残ったE・Blog」~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
11月第3週のE・Blogは、「教える立場」(11月16日up)。みなさまは、いかがでしたでしょうか。
このブログを機に、
注意や、叱るタイミングについて、少し整理してみました。
誤った行動に対して注意した方が良いのは、本人がそれを悪いと気づかずに行っている場合です。
例えば、
・友達の体のことを口にする(背が低いね、太ってるね…)
・友達の文房具やおもちゃを勝手に使う
・よその家で冷蔵庫を勝手に開ける
これらは、悪いと思わずに行っていることですから、良くない行動であることをやさしく教えましょう。
状況や場の空気が読み取れない場合、他者を他者として十分に把握できていない場合に起きる誤りです。
次に、
・自分ばかり話している
・大人同士の話を遮る
・立ち歩いたり、走り回ったり、高いところに登ったり
これらは、いけないとは分かっていながらつい悪気なく行ってしまう行動です。
その場でその行動に気づかせ、穏やかにその都度、くり返しstopまたは静止を促しましょう。
叱る側として最も気をつけたいのは、次のような行動に対してです。注意したり叱ったりするのが妥当ではない行動の例です。
・友達に悪口を言う(これは先の例とは異なります。悪口は、悪いと知っていて言うものですから)
・友達に手や足を出す
・友達のものを隠したり、わざと壊す
このような行動の時、叱るのは適切ではありません。これらの行動の背景にある心理的状況を探り、その原
因に対してアプローチしなければ、事態は解決しません。「そんなことしていいと思っているの?」という
問いただしも、不適切です。本人は、冒頭に示した例とは違い、悪いということは重々承知しているのです。
そこで、責めたてると、ますます孤立して状況は悪化します。
問題行動については、周囲も感情的になりがちですが、どこかに冷静さを持ち合わせておくことが大切です。
この3分類が、少しそのお役に立てれば、と思います。
造形リトミック研究所
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