2902.~描く力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「絵に夢中」(8月1日)~
おはようございます、東中野教室の藤生です。
「絵が苦手で、図工の絵画や理科の観察記録が描けなくて」と入会された小2のTくん。最初は不安そうで、クレヨンや絵の具が少しでも手に付くと、気になって一生懸命拭いていました。
毎回リズム造形でたて線よこ線、丸や4角の練習をしっかりしてから、歌唱造形の歌に合わせて絵を描いていきます。丸や4角が乗り物になったり動物や植物になったり、パソコンから流れる歌にも興味津々のTくん。
3ヶ月もすると、しっかりクレヨンを握って茎の太い大きなひまわりを描き上げました。またある時は絵の具の青をたくさん使って、筆を大きく動かして画用紙からはみ出さんばかりのダイナミックな海の風景画が描けました。
手にクレヨンや絵の具が付いても、もうあまり気にならない様子です。手の汚れを忘れるほど、絵を描くことに夢中になっていたのかも知れません。
Tくんの絵の世界がこれからも広がっていくのが楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「絵が苦手」と思い込んでいるお子さん、大歓迎です。
造形リトミックは、「だれでも描ける」「落とさない」ための教育方法です。絵が描けるための条件を分析し、それを「絵かき歌」の中に具現化しています。
絵画力は、美術だけでなく理科、社会、数学、といった教科の中でも求められています。文章や詩を読んでイメージする力も絵画力と大きく関連しています。日常の生活においても、絵画的なイメージする力は求められています。
Tくん、絵が楽しめるようになって良かったですね。そこから得た力は、他の教科学習においても、きっと有効に働いてくれることでしょう。