2855.~見守る~

2855.~見守る~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
   日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

  ~今日のElephasブログ:「5か月で、上手に名前が」(6月6日)

おはようございます。西国分寺教室の今村です。

「Aくんね。エレファース、楽しく来てるの。」幼稚園年中のAくんが、授業中に講師にそう言ってきました。

通い始めて4か月の時です。

 体験授業の日、入り口から「こわい」「こわい」と言い続け、ブースに入っても椅子に座ることが出来ず、「お母さんのお膝に座ってみようか」と声をかけても難しく、ずっと机の横に立ったままでした。

講師の手が触れることも嫌がり、渡されるものを受け取ることも出来なかったのです。

 絵も講師が描いて見せるのを少し離れて見ていました。そんな様子でも、お母様はにっこり穏やか。

(泣かないだけでも凄いのだとか…)講師が促すのに任せ、優しく見守ってくださいました。

 結局、体験授業は全て見ていた状態のAくんでしたが、3回目の授業からは「いまむらせんせい、こんにちは」と笑顔で挨拶。お母様に「待っててね」と声をかけて自分からブースに入ります。春期講習では週に4回、50分間の授業も物足りないくらいの勢いでした。

毎回、20分以上リズム造形に取り組み、クレヨンを紙の上で引きずるような弱々しい状態だったところから5か月で名前が上手に書けるまでに成長しています。

発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

「・・・そんな様子でも、お母様はにっこり穏やか」、この対応、実にすばらしいですね。

「講師が促すのに任せ、優しく見守ってくださいました」、講師への信頼は自身のお子さんへの信頼にもつながります。

体験授業では一見、Aくん自らの積極的な参加はなかったものの、耳を澄まし目を凝らし、Aくんとしては大いに参加していたのでしょう。

帰り道もきっと親子にこやかに、歩を進ませたことでしょう。

穏やかに見守られてこそ、確実に成長するものです。

造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/</a>
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