2830.~それぞれの手法で~

2830.~それぞれの手法で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
   日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

  ~今日のElephasブログ:「絵画作品制作」(5月8日)~

おはようございます。武蔵境教室の小泉です。

Elephas絵画展の作品制作時のことです。

リズム造形に取り組み始めて10ヵ月の生徒さんは、
“たてせん”“よこせん”“とんとんてんてん”だけで、春の風景を水彩絵の具で着色しました。
桜の花びらは“とんとんてんてん”で3回濃さの異なるピンクを重ねてみました。
立体感や光彩の感じられる仕上がりになりました。

緻密な作風の美術部所属の生徒さんは、題材選びから題名の決定まで自力で完成させました。
持参の36色の色鉛筆で彩色しました。葉っぱを描いているとき、何色もの色を重ねた上に、
さらに書字用の鉛筆で塗り重ねていました。

「色鉛筆の黒ではなくこっちを使う方がいいの?」と尋ねると、「うん」と肯いていました。
色を重ねるのに色鉛筆のべたっとした風合いより、鉛筆のさらっとしたタッチがよいとのこと。
1か所を丁寧に丁寧に塗り重ねて描いたので、もっとたっぷり時間をかけさせてあげたかったです。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

それぞれの生徒さんが、それぞれの手法で表現しているところがいいですね。

「まだ、絵が描けないんです」
「絵が苦手です」
「どうやって描いたらいいのか、わからないんです」

・・・そんな方も、Elephas絵画展の絵を見てくださったら、
「描けるかも」「描いてみようかな」「描きたいな」、と思っていただけたかもしれませんね。

描くプロセスを知ると、作品も見え方も面白さも味わいも、また違ってきます。

 

造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/</a>
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