2725.~機能を育てる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)</a>
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「自身で、描けた!」(1月5日)~
あけましておめでとうございます。所沢教室の吉住です。
本年もよろしくお願いいたします。
いつも集中して一生懸命に取り組むK君ですが、絵を描く時、どこから描き始めるか、
線をどこまで伸ばすべきかについて、ためらいがあります。
「描くところに印をつけて下さい」とK君から毎回要望があり、目安となるところに
講師が点を打っていきます。同時に「自分で描いてごらん。K君なら出来ると思うよ」と
声掛けもしてきました。
先日、歌唱造形の音楽を聞きながら、絵を描き始めた時のことです。
スタートの点だけ講師が付けましたが「ここで止めて」と数度画面を停止しながら、
自分自身で描き上げました。
講師の付ける点を頼らずに描けたこと。
要所要所で見計らって画像を停止したこと、
即ち、ここまでなら描けると予想をつけられるということ。
K君の成長を見ることが出来た嬉しい出来事でした。
発達支援教室Elephas(エレファース)http://www.zoukei-rythmique.jp</a>
◇ワンポイント・メッセージ◇
真っ白な画用紙に、最初の一筆を入れること、勇気がいりますね。
どこからでも自由に落書きをするのとは、ちょっと勝手が違います。
絵画も落書きのように気楽に描いて良いのですが、失敗しないようにという気持ちが一層緊張を高めます。その上に、紙面での空間のコントロール。位置の関係や全体と部分の関係、大きさや長さ、…。
講師の打つ点は、心休まる道しるべです。
道しるべを頼りに数えきれないほど繰り返し辿ることによって、K君は自分自身で少しずつ辿ることができてきたのですね。機能の獲得です。
「いつも集中して一生懸命に取り組むK君」、だからこその成果ですね。
すばらしいことです。
造形リトミック研究所
発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/</a>
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