3718.~主体としての一貫性が~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「大好きな絵画で」(3月22日)
おはようございます。武蔵境教室の井上です。
Hくんはいつも席に着くと、その日に描きたい動物を講師に伝えます。
「牛!」
「今日は牛を描きますか?」
「牛を描きます」。
学習のスケジュールは、算数→造形リトミック→国語の順番にしています。
算数が終わったら大好きな絵が描けるので、算数への意欲があがります。
そして、絵を描いた後の国語は、満足感、納得感を持ちながら取り組めるのです。
コツコツと時間を積み重ねたことで、半年ほど前に比べて、
解ける問題数や集中して取り組める時間が増えてきました。
宿題も毎回しっかり取り組み、ほんとうに良く努力なさっています。
描いた絵は、ご自宅でファイルに入れて保管しているそうです。
Hくんは、よく家で自分が描いた絵を見ている、とお母さまが教えてくださいました。
自主的に何かをしたい、という気持ちを大事にすることで、集中力を養い興味の幅を広げ、学習意欲につなげています。
◇ワンポイント・メッセージ
お楽しみの絵画が、1時間の学習時間を充実させているようですね。順番が分かるということは、時間の流れが分かるということ、待つことができるということ。そして、お楽しみによって満足感や達成感を得て、次のプログラムを充実させられるとは、主体としての態勢に一貫性が形成されているということ。Elephasでだけでなく、他の場所においてもふさわし態勢がとれていることでしょう。