3584.~基礎力を育む~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「見て、描く」(10月2日)
おはようございます。国立北口教室の今村です。
3才から担当している現在小学2年生のYくん。
昨日から世界児童画展に出展する作品を描き始めました。
「今年は海の中を描くことに決めた!」と本当に嬉しそうです。
ゲームをきっかけに、珍しい姿の海の生き物に興味を持ったようで、たった30分で
「オウムガイ」「ダイオウグソクムシ」「メンダコ」「シーラカンス」「デメニギス」を
すらすらと描いていきます。
PCの画像を見て描く姿を見ていると、顔を画面に向けたまま、視線だけ画面と机上をチラチラと交互に移して描いています。
時々、画面を見たまま手が動いています。
その姿を見ていて、「すごい!」と感心しました。
お母さまから、「エレファースで3才から、ずーっと見て描くということを繰り返した成果で、模写をすることがすごく得意になった」と嬉しい言葉をいただきました。
つい先日も恐竜の骨格標本を2体模写して、持ってきて見せてくれました。
その絵は、その日、学校にも持って行って、担任の先生やクラスのお友達に「すごい、すごい」とびっくりされたとのこと。
本当に驚くような絵です。
教室に通い始めて数年は、講師が二人羽織のように後ろに回り、一緒に描いていたYくんの成長を目の当たりにし、改めて継続することの素晴らしさを実感しました。
◇ワンポイント・メッセージ
Yくんの描く力には、目を見張るものがありますね。しかも、大好きなものを楽しそうに描いている様子は、何よりです。その上に、造形リトミックでの“見て、描く”の繰り返しが今に至っているというお母さまの感想は、とても嬉しいものです。それは、造形リトミックが楽しいお絵かきであると同時に、見る力、描く力、観察する力、探求する力を育てる教育法であるということの証明の一つです。心と機能を育てる。焦らず、ゆっくり、じっくり、基礎力を育んでいきましょう。