3553.~探求心を育てる~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「きゅうりがしなしな、なんで?」(8月28日)
おはようございます、相模原教室の北村です。
先日、5年生のMくんときゅうりの話で盛り上がりました。
「ぼく、きゅうり大好きなんだ。先生は?」
「先生もきゅうり好きだよ」
「何味で食べるのが好き?」
「先生は、塩かなぁ」
「ぼくはポン酢で食べるのが好き」
そんな会話を続けていると、
「僕はパリパリのきゅうりが好きなのに、だんだんしなしなになるんだよね。なんで?」と質問が出てきました。
きゅうりなどの野菜に調味料で味をつけると浸透圧が働いて水分が出てくる事を説明する良い機会だと思い、
とっさにできる範囲で説明しました。
Mくんが納得できる的確な答えはできなかったのですが、日常の何気ない会話の中から、
「なんで?」と疑問に湧いたことが勉強の種になるのだなと実感した出来事でした。いつでもそんな種を見つけて応じることができるような引き出しを用意しておかなければと思いました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Mくん、きゅうりをポン酢でとは、おつですね。味覚も意識をすることによって育っていくものです。ご家庭の食卓に触感や味についての会話があるのでしょう。「今日の〇〇は、やわらかいわね」「脂が乗っているね」・・・、「パリパリだね」もその一つですね。講師も、Mくんの質問に上手に答えられました。機会あれば、きゅうりの塩もみで浸透圧を体験してみられると良いですね。日常の子どもの疑問に真摯に向かい合うことは、とても大切です。どんな質問でもまず、考える、その上で調べてみる。子どもの探求心が育ちます。