3533.~遊びを通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「言葉で伝える」(8月5日)
おはようございます。東中野教室の渡邉です。
オンライン授業で大切だと感じているのは言葉です。
対面のコミュニケーションでは、言葉だけではなく表情や様子、空気感で伝えること、伝わることも沢山あります。
オンラインでは言葉が主で進めていくので授業ではわかりやすく、簡潔に伝わるよう心掛けています。
小学3生のHさんとの授業では課題の合間に言葉でわかりやすく伝えることを目的にクイズをしています。
初めは動物をテーマに「私は誰でしょう」クイズをしました。
しかし、頭に思い浮かべるものの特徴の何を選んでどんな言葉で伝えるのかを考えるのは難しいことです。
そこで少し変えて、次の回は「3ヒントクイズ」にしました。
テーマを果物に決め3つのヒントは色・形・味(どうやってたべるか、料理名など)。これを書いたものを画面に提示してそれに沿って相手が正解できるヒントを考えます。
まずは講師から・・
「色は赤です。 三角で小さいブツブツの種があります。 甘くて、よくケーキの上にのっています。」
即答で「いちご!」、見事正解!
今度はHさんの番です
「色は黄色です。 ゴツゴツしています。 味は酸っぱいし、甘いです」
「黄色くて酸っぱいだとあの果物・・でも、ゴツゴツしてるものは・・パイナップル!」
「正解!」
「レモンと思ったけどゴツゴツしてないものね。形のヒント出し方がとても上手だったわ。」
言葉で伝えることができた嬉しさは画面からも伝わりました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
クイズとなると、がぜん集中力が高まりますね。Hさんの、パイナップルについての3ヒントは見事でした。聞くにしても語るにしても、両方向のやり取りで言語力が磨かれますね。楽しく、続けてみて下さい。