3502.~図形を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「描く=説明」(7月1日)
おはようございます。所沢教室の増原です。
N君は先日の授業で、以前学習した正方形、長方形の面積の復習問題に取り組みました。
面積はもちろん、少し苦戦していた面積から辺の長さを求める問題も一人ですらすらと解くことができました。
計算の得意なN君ですが図形の特徴についてはなかなか覚えきれないところがあったので、
「正方形はどんな四角形?」と聞いてみると、
少しの沈黙の後、定規を取り出し3㎝の正方形を描きました。
「できました!」
「じゃあ長方形は?」と聞くと再び定規で正方形を描きかけましたが、途中で辺の長さを修正し、3㎝×4㎝の長方形を描きました。
言葉で上手く説明することはできませんでしたが、N君が2つの四角形の違いを理解していたことがよく分かりました。
それから2つの図形に辺の長さを書き入れてそれぞれの特徴を説明する練習をし、長方形では“向かい合った”という言葉もしっかり確認しました。
正解を出すことだけにこだわらず、理解や知識も深めていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
N君、とても真面目な生徒さんですね。講師の問いかけに対して言葉で説明しにくい時には、図を描いて答える。その真摯さが、すばらしいですね。ちなみに長方形の定義は、「4つの角がすべて等しい四角形」です。「すべての角が直角の四角形」とも云えます。・・・となると今度は直角について学びたくなりますね。算数というととかく計算中心になりがちですが、図形はとても面白い。教科書を使って、図形の学習も大いに楽しみましょう。