3465.~しばし、待つ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。
~今日のElephasブログ:「抵抗感が解けていって…」(5月19日)
おはようございます。相模原教室の臼井です。
図工が大好きな小学生のYさん。
一方で、漢字練習や筆算などのプリント学習は、
やればできる問題であっても、「やりたくない」「面倒くさい」が先に出てしまいます。
なのでこれまでは、クロスワードやかるたなどでコミュニケーションを取りつつ、
楽しんでできることを中心に取り組んできました。
しかし、この春から4年生。
そろそろプリント学習にも取り組めるようにしたいと思い、いつもの課題の間にさり気なく計算プリントを挟んでみました。
すると、今までのような拒否反応は一切なく、講師も拍子抜けするほど落ち着いて取り組み始めました(お喋りしながらではありますが)。
かるたなどを通して、少しずつ勉強に対する抵抗感が解けていったのかもしれません。
あるいは、プリントを一緒に解くのも、講師とのコミュニケーションの延長として捉えたのかもしれません。
いずれにしても、良い方向へ変わり始めたこのタイミングを大切に、
今後も焦らず、しかし着実に、一歩一歩積み重ねていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yさん、4年生として良い学習態勢が備わってきたようですね。すばらしいタイミングです。Yさんの態勢が整うのを、しばし講師が待ってあげたことが今につながりましたね。この間に育まれた講師への安心感と信頼感が、これまでの苦手意識や抵抗感を少しずつ払拭していったのでしょう。”待つ“ことは、とても重要です。”待つ“ことと”焦らない“ことは、表裏の関係です。そして”待つ“間にも、次への一歩を常に考え、時を窺っている、つまり”諦めない“こと。Yさんのケースは、その好例ですね。