3408.~言葉の体験~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「はらはら?ぺらぺら?」(3月11日)

おはようございます。国立北口教室の今村です。

小学2年生と「ようすを表す言葉」を学習した時のことです。

先に学習した「音を表す言葉」では、

すらすらと簡単に答えていたSくんもMちゃんも

葉っぱが「はらはらと散る」「ぺらぺらと散る」

を選ぶ問題で自信満々に“ぺらぺら”に〇をつけました。

「正解は、“はらはら”」と言うと、目を丸くして驚いています。

講師は、折り紙で葉っぱのかたちを3枚切り、「見ていてよ~」と立って、伸ばした手を開きました。

3枚の葉っぱは、床に落ちるまでそれぞれとってもロマンチックな動きをみせてくれました。

目を輝かせる生徒さんの前で何回か繰り返すと、

生徒さんから、「ほんとだ~はらはらだ~」という言葉が。

日本語のようすを表す言葉、なんとその様子にぴったりのことか。

Mちゃんは「葉っぱ持って帰っていい?弟にも“はらはら”を教えてあげたい」と。

次は、「雪がしんしんと降る」を一緒に窓を開けて感じたいのですが、暖冬でその機会がなさそうです。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

“はらはら”と“ぺらぺら”、実に面白いですね。子ども達が“ぺらぺら”を選んだことは、頷けます。紙や布や本、薄いものを形容する“ぺらぺら”は、子ども達もどこかで耳にすることがあったのでしょう。しかし、“はらはら”は、子どもの日常では耳にすることは稀ですね。そこで講師が、紙の葉っぱを実際に散らして見せたのは、グッドアイディアでしたね。「弟に“はらはら”を教えてあげたい」というMちゃんは、一生“はらはら”を忘れないことでしょう。ぜひ一度、Sくん・Mちゃんにほんものの木の葉がはらはらと散る様子を見せてあげたいものです。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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