3388.~優しい鬼~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「いつの間に・・・?」(2月17日)
おはようございます。東中野教室の新野です。
造形リトミックの創造造形、毎年、行事の同じ工作をするものもある中で、生徒さんの成長を感じる場面が多々あります。
今回は節分に合わせた鬼の工作。
これは顔の部分が細かく、髪の毛やひげの細切り、手足の指など、ハサミ使いが難しい工作です。
まだ手先が器用でない生徒さんには、顔の部分だけを大きくして、鬼のお面として作ったりしていました。
そんな中、ピンク色が大好きで、毎年ピンクの鬼の面を作っていた3年生のNちゃん。
今年は鬼の工作にチャレンジしてみることにしました。
昨年よりも小さい画用紙で顔を作ります。
ギュッと口を結び真剣な表情で、講師の書いた線に沿ってハサミを動かしていきます。
鼻や目の難しい切り抜きはゆっくりゆっくり、髪の毛やひげの細切りは慎重に一つ一つ切り込みを入れて…手足の指は講師も手伝います。
そしてとうとう完成!ピンク色のとても優しい表情の鬼が出来上がりました。
いつの間にこんなに手先が上手に動かせるようになったのでしょう。
去年出来なかったことが、今年は出来るようになる。
生徒さんの成長を目の当たりにする瞬間、講師の喜びもひとしおです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
鬼の顔、はさみでの細かい切り込みが数十か所あります。Nちゃん頑張りましたね、すばらしい巧緻性と集中力です。「ピンク色のとても優しい表情の鬼」の完成、良い節分になりましたね。仏(神、福)も異形も本質は同じ、そんな教えの具象のようです。