3357.~依頼する~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「お願いします!」(1月11日)~
おはようございます。 越谷教室田中です。
7月から通室されているAさん。
歌唱造形が大好きです。
細かな線が多い絵の時には、「一緒に描きましょうか?」というと、
「お手伝いはいらない、自分で頑張る」という意思表示をされます。
ある日の課題は大好きな動物。顔は思い通りに描けましたが、
「胴体はどうかな?」と思っていると、講師の手を自分の手に添えさせて
「一緒に描いて」の意思表示をされました。
そして、その後の手足やしっぽはいつも通り自力で仕上げました。
その後もAさんは、「ここだけお願いします」とお手伝いを望みます。
結果的には同じ「お手伝いをする」でも、講師側から先回りして申し出ることと、本人が考えてから望むこととは大きな違いがあることを再認識しました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Aさん、自力でできそうかどうかを見定めてサポートを適切に依頼するところ、すばらしいですね。それだけに、課題の取り組みへの真剣さが伝わります。できないことがあるとイライラしたり、投げ出したくなるケースもありますが、Aさんの問題解決力には感心します。誰かに依頼できること、これもひとつの大切な能力です。次は、視線や表情で示すなど、コミュニケーションの方法が増すと更に良いですね。