3211.~認識できる形で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「やる気になる」(7月24日)~
おはようございます。津田沼教室の千山です。
高学年になると漢字も難しくなります。
見ながら練習していても、
横線が2本なのか3本なのか、
縦線は突き出るのか出ないのか、
なかなか正確に書けなかったH君。
そこで思い切り大きく印刷した字をなぞることから始めました。
その結果、字が間違っていることに自分で気付くことができるようになりました。
講師に指摘されて直しながらやる漢字練習は楽しくありませんが、
正しい字を書いてほめられればやる気も違います。
これからも、やる気になる教材を考えて楽しく学習を進めていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
生徒さんに分かる形、認識できる形で、教材を提供する。
私たちは分かりにくかったり見えにくかったりすると、「それでは、よく分かりません」とか「よく見えません」とかと云うことができます。しかし生徒さん方は、分かりにくかったり見えにくかったりするのは、自分自身の能力の問題だと思ってしまうこともありますし、場合によっては「分かりにくい」「見えにくい」という意識すら持ち得ないこともあります。
ならば一層、私たち講師はそこを配慮した教材を提供しなくてはなりません。このことに気づくことは、とても重要なことです。H君は、その点ほんとうに良かったですね。