3194.~自ら、学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「時計の問題、出して」(7月4日)~
おはようございます。 所沢教室の佐藤です。
高等部2年生になったS君に、最近 嬉しい変化が起こり始めました。
毎晩9時頃になると、宿題を持ち出して勉強をするようになったそうです。
また、時には「時計の問題だして」とお家の方に頼むこともあるそうです。
その様なことは、今までになかったと伺いました。
確かに、最近の宿題をみると、何度も消して直してあり、今まで出来なかった
問題も正解できるようになっています。努力のあとが見えるのです。
一年前に時計の勉強を始めた頃は、プリントを出すと「えーっ!」と声をあげたり、
トイレへ行くといって席を立ってみたりと 苦手意識が強かったのですが、
毎回欠かさずやっていくうちに、それが薄れていくのが感じられました。
学校の環境にも慣れて、気持ちに余裕ができたのでしょうか?
決定的な要因は講師にも分かりませんが、ただ 「継続は力なり」ということは
確かだと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
まさに、“嬉しい変化”ですね。学習に目覚めた、とも云えそうですね。きっと何処かで、又は何かで、“分かった”という手応えを感じることができたのでしょう。これまで自発的に学習するまでには到らなかったものの、長く継続できたのは、無理なく地道に学習を積み重ねてくることができたからでしょう。ある時期は、週に3時間も教室に通って頑張っていらっしゃいましたね。
今がその時、これからどのように学習が進展していかれるか、本当に楽しみですね。