3141.~行動を振り返る~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「優しい言葉で」(5月3日)~
おはようございます。所沢教室の鹿間です。
寒暖差が激しかったせいか、先日、風邪を引いてしまいました。幸い発熱はなく、いつも通り授業をしていました。
そんなとき高校生のIさんが授業にやって来ました。
お互いに「こんにちは」の挨拶をするとすぐにIさんは「先生、声どうしたの?風邪ひいたの?大丈夫?」と気遣ってくれました。
ほんの少しの変化に気づいて声をかけてくれるIさん。いつも明るくて優しい生徒さんです。
Iさん、心配かけてごめんなさいね。
Iさんの「大丈夫?」の一言で元気をもらい、そのあと風邪はすぐに治りました。
これからは体調管理に気を付けなければと思うと同時に、優しいIさんの言葉に心が温かくなりました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Iさん、ほんとうに優しい生徒さんですね。教室には、Iさんのように優しい生徒さんが少なくありません。中には、時に“空気が読めない”“状況を捉えられない””他者の気持ちを思いやることができない”という対人での問題を抱える生徒さんもいらっしゃいますが、そのような生徒さんがすべて不適切な対応をしている訳ではありません。私達でさえ、“あの時の対応はあれで良かったのだろうか…”と振り返って、気持ちを痛めることもあります。私たちはこうして対人経験を積みながら、振り返りによって他者との在り方を学んでいきます。ですから生徒さんの場合にも、適切であった対応、逆に不適切であった対応の振り返りを一緒にしてあげましょう。仮定した状況でのSSTではなく、事実に即したSSTが効果的です。