3083.~予め伝える習慣を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「ぼく、知ってたよ」(2月25日)~
おはようございます。所沢教室の榎戸です。
「こんにちはー、今日は引き算で、象で、絵の具ぬるんだよねー」
と言いながら、カバンから筆箱とファイルを取り出す小学4年生のYくん。
2か月前から、授業の終わりに次週の予定を伝えることにしました。
すると翌日、「今度のエレファース、○○するんだって」から始まり、「明日はエレファースで○○するんだよ」、「今日のエレファースは○○だからね」とお母さまにお話しするようになったそうです。
「○○だって」から「○○だよ」、当日の「だからね」と徐々に気持ちが入っていく様子がわかります。
授業の最初にスケジュールを記入しますが、「そうそう、それだよね」「ぼく知ってたよ」と
そこからしっかり集中して取り組むことができるようになりました。
「今日はなにするのー?」と入会当初から、毎週楽しみに通室することができていましたが、
今は自ら目的をもって来室する姿に頼もしさを感じます。
楽しい場所であり、真剣に向き合う場所であり・・・。
お一人おひとりの大切な時間、「こんにちは」の笑顔をお待ちしています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yくん、とても積極的ですね。
今日のプログラムをしっかり把握して、しかも楽しみに教室に来られるのですから、準備万端。
導入なしで学習課題がスタートできますね。
Elephasでの授業に限らず、何をするのか、どんなことがあるのかを予め伝えておいてあげると、子どもはスムースに課題に入っていくことができます。予告することによって子どもの緊張が抑えられ、安心して課題に臨むことができるからです。また、心の準備はもちろん実質的にも準備することができるからです。
この時期、就園、就学を迎えられるお子さんにおいても同様です。幼稚園や保育園、学校ではどんなことをするのか、どんなお楽しみがあるのか、分かりやすく具体的に伝えてあげましょう。