5085.~母子分離へ?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「内心では、“やったぁ!”」(7月30日)
おはようございます。エレファース西国分寺教室の小川です。
以前にも紹介いたしましたSさんはご入会以来、リズム造形の点描「とんとん・てんてん」がお気に入りで、
授業導入に欠かせないプログラムとなっており、いつも笑顔で楽しそうに取り組む、元気な生徒さんです。
そのSさんは授業の際、お母さまが同席されることが必須で、現状での唯一の課題が、
「生徒さんと講師の1対1(母子分離)」で授業を成立させることです。
先日、久しぶりにお父さまの送迎で来室される機会があり、いつもと違って静かに待合室で座って待っていました。
その様子から講師は「親子分離」できるチャンスではないかと考えました。
そして、「さあ、とんとん・てんてんを始めるよ。今日はね・・・」と声掛けし、そのまま授業ブースの椅子に誘導してみました。
すると、少しだけお父さまの方を気にする素振りを見せましたが、そのまま予定のプログラムに最後まで取り組んだのです。
講師は、念願の「親子分離授業」に平常心を装いながらも、内心では「やったぁ!」。
その1週間後にお母さまと来室した際にも「母子分離」で楽しく授業に取り組み、お母さまも嬉しそうな様子でした。
講師としては、“Sさんにはもう少し時間が必要”と考えて、「あせらず」「楽しく」授業を進めながら態勢を整えていこうとしたことが良かったのではないかと、これまでを振り返りました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Sちゃん、お父さまとの来室が、ちょうど良いきっかけになったようですね。“あせらず、楽しく、授業を進めながら態勢を整えていこう”、そうですね、講師のこの対応が功を奏した好例です。「あまやかさない・あせらない・あきらめない」、この「3つの愛(あい)」は、創設以来のElephasの教育理念です。これまでの期間に、Sちゃんには、講師と安心して課題に取り組める基盤がしっかりできていたのですね。