5080.~計算でコミュニケーション?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「笑顔、強力」(7月24日)
おはようございます。エレファース東中野教室の安齋です。
今年社会人になられたM君は、長く通われており、エレファースに来る土曜日を心待ちにしてくれています。
最近は、6桁のたし算に挑戦しています。
例えば、654306+657698 のような筆算ですね。
空中で鉛筆をまわしながら、1桁1桁解いていきます。
「答えあわせ」の時間も楽しみなやりとりのひとつです。
1桁目から答え合わせをしていきます。
講師が指をさすとM君が「4」、講師が指をさすとMくんが「0」というように答えていきます。
間違った答えの時には、講師が指でその箇所をトントントンとし「5?」と復唱します。
M君は講師の顔を見てから、消しゴムでその箇所を消して、答えを書き直します。
このやりとりは、いつの間にか出来上がったM君とのルールみたいなものです。
全部出来た時には、パーテーション越しではありますが両手でハイタッチをします。
その時のM君の笑顔は、1週間の疲れを吹き飛ばしてくれるくらい強力なのです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
6桁のたし算操作が、自然な流れの中でできているのですね。阿吽の呼吸と云いますか、生徒さんと講師の息がピッタリですね。安心感の中での達成感、正答できた時の共感。計算でさえ、コミュニケーションのツールの一つとなり得る、という好例ですね。