4974.~試行しながら?
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「時にはムダ、無意味も」(3月22日)
おはようございます。Elephas 西国分寺教室の山下です。
小学生のKくんは、教科学習の後にアプリのコンテンツである「プログラミング」に進むことがあります。
ロボットが指示して並べた命令に従い、お菓子やすしネタ、お弁当のおかず等を1マス毎に動いて取って行く…という単純なものですが、
縦に並べられる命令の最大個数に制限があって「とにかく並べればいい」という手は通じません。
画面の図を見ながらしっかり考えて並べていかなければならないのです。
最小個数の命令を並べ、最短経路で目標をクリアする、というのがもちろん正解ですが、
Kくんは、この命令を並べていく際に、わざとムダな、無意味な動きを入れて手順を組んでいきます。
そんなことすれば、ロボットが変な動きをするのは当たり前、
ジグザグに動いたり、うずまきのように動いたりして進みます。
しかし、あらぬ方向に動いてステージから外れてしまったりすることはなく、最低でも2つのターゲットは取って行きます。
Kくんは、このように命令の手順にあえてムダで無意味な動きを入れて「アソブ」のです。
そのままで終わってしまっては、それこそもちろん意味がないけれど、
遊びの要素、笑える要素といったものも時には必要で、あえて「アソビ」を加え、リラックス的効果を得ることで
Kくんは真に学習すべきものをつかみ取って進んでいるのだと思います。
現に、そんなプロセスを経ていく彼の目は嬉しそうながらも「真剣」です。
◇ワンポイント・メッセージ◇
プログラミング、今は基礎学習の段階ですが、課題の方眼上を自由に移動することによって、手法を体得していっているようですね。徐々に、レベルアップしていくのが楽しみですね。