4756.~漢字練習~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「漢字パズル、歌になる」(7月12日)
おはようございます。Elephas武蔵境教室の伊藤です。
「漢字、100点だった」、教室に入ってくるなりHさんが言いました。
「再テストがある~」と、Hさんが学校のプリントを持ってきたのが一週間前。
最初のテストを見ると、全体の形は似ているけれど、細部が異なる漢字がいくつか。
「ほとんど合ってるね」と言いながら、講師はパソコンで巨大な「停」を入力して印刷し、ハサミで「イ」を切り離しました。
残りの「亭」はHさんに細かく切ってもらいました。
「はい、パズルです」
「停車とかバス停のテイだね。人がいて。これは何だろう、屋根かな」
バラバラになった「停」を紙に貼りつけているHさんに声かけをしました。
講師につづけてHさんが言いました。
「これは窓で、これはイスで、これは子どもで」
「イス? 子ども?」
「人がいて、屋根があって~。窓があって、イスがあって、子どもがすわってる~」
パズルの数分後、Hさんは歌いながら「停」の字を正確に書いていました。
「先生も歌って書いてみてよ。いっしょにテストしようよ」とHさんは笑って言いました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Hさん、楽しそうですね。漢字を分解⇒構成、それが自然に歌となり、歌いながら書く。どの文字も部分とその繋がり、意味合いが見えてきて、漢字練習がこれから一気に楽しくなりそうですね。講師の出した巨大文字が、すばらしいきっかけになりました!