4471.~変化に対応~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「思い直す」(8月15日)
おはようございます。越ヶ谷教室の御供です。
先日、Sさんと夏休み工作の立体額絵に取り組んだ時のことです。
工作はいつも手順書を提示し、流れを説明してからスタートしています。
夏休み工作は2回に分けて取り組む計画でしたので、2日分の手順書です。
楽しく進んでいき、最後まで仕上げたくなる気持ちを抑え、ご自分から、
「今日はここまでです」と途中で終わらせることができました。
それでもSさんは、
「持って帰る?」と。
「来週、続きをやりましょう」と言うとハッとした表情で、
「置いて帰ります。持っててください」、と思い直しました。
Sさんはいつも完成作品をご自身のスマホに撮りためています。
今回は作成途中も撮ることができ、それもまた、楽しい作品集になることでしょう。
◇ワンポイント・メッセージ◇
いつもと同じパターンで行動することは、安心感を与えます。それだけに、いつものパターンが崩れるとパニックになるケースもあります。いつもは、1回で完成させた工作を撮影してから、家に持ち帰っているというSさん。しかし今回、完成は一週間先。ですから持ち帰るのも一週間先となります。かつてのSさんでしたら、そのことを受容するのは難しかったかもしれません。しかし、これまで色々な場面や状況を繰り返し繰り返し経験してきたSさんは、いつもとは違うことも受容できたのです。これは、大きな成長です。すばらしいですね。