4429.~絵画を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「描きたい、描きたい…」(6月27日)
小学校1年生のMくん。
週2回の授業を楽しみに通っていらっしゃいます。
入学して直ぐ学校の先生より「ひらがなを見ながらでも形がとりづらく、書けないのが気になる…」とお話しがあったと
親御様が心配していらっしゃいました。
確かに就学準備としてひらがなの練習をしていましたが、思うように進まず、練習を繰り返しておりました。
そんなMくんがこのところほとんどの字が書けるようになってきました。
機能がじわじわと備わって来た感じです。
Mくんは、生き物が好きで毎回授業の始まりに「今日はへびが描きたい」、
「鯉が描きたい」「たがめが描きたい」と決めてきたものを伝えて来ます。
そうして授業の終わりに一緒に描いた絵をご自宅で見本にしながらくり返しくり返し描いているとのこと。
おばあ様の目の前で描いてプレゼントして喜ばれるのがとても嬉しいとのこと。
きっとそんな練習が書字につながっているのだと思います。
幼稚園の頃より学習意欲が出て、表情もキリリとなってきました。
Mくんの意欲が継続して行けるように、楽しく学習を続けて行きたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「ひらがな書字、見ながらでも形がとりづらく、書けないのが気になる…」、親御様としては心配してしまいますね。問題は書字機能、中でも模写機能に課題があるようですね。では、Mくんの良いところは?生き物が大好きなところ、好奇心旺盛なところ、経験を人に伝えようとするところ、名称をすぐ覚えられるところ、興味のあるものなら繰り返し模写するところ、ひとに喜ばれることが嬉しいというところ・・・。たくさん、ありますね。豊かな教育環境の中で、のびのびと育ててあげましょう。しかも、ひらがなも最近ではほとんど書けるようになってきたのこと。安心して、進みましょう。・・・ただ、タガメ、これは肉食の水生昆虫で?まれると相当痛いそうです、ご用心!