4380.~数字で示す~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「解けない問題があると…」(5月1日)
おはようございます。津田沼教室の千山です。
O君は、とてもがんばり屋です。
プリントを、隅々まで自力で解こうと一生懸命取り組みます。
模擬テストのように、様々な問題があるプリントなどでは、途中で解けない問題があると先に進めなくなってしまうことがありました。
そこで、一度、時間をかけて最後まで、じっくりと解いてもらいました。
その際、どの問題にどのくらい時間がかかったか計りました。
丸をつけながら、時間内にできたのはどこまでだったか、その後の問題でも、短時間でサクサク解けた問題もあったことなどを指摘しました。
そして、テストで得点を伸ばすためにどうしたらいいか、考えてもらいました。
「順番に全部解きたいけれど、最後の問題までできないのはもっと嫌です。すぐに解けそうもない問題は後でやることにします」と言ってくれた時、成長を感じてうれしくなりました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
O君はそれらの努力の甲斐あって、見事志望高校の特進クラスに進学されました。試験への取り組み状況を計測し、数字で示してあげたのは大変有効でしたね。心理的な課題に対して心理的な言葉で対応するのではなく、客観的な言葉で対応する。講師としても、大きなものを得られたのではないでしょうか。このゴールデンウィーク明けには早速中間テスト。O君、試験問題へのこの取り組み方を忘れずに、落ち着いて取り組まれますように。