4219.~言葉と感情~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「写真を使って」(10月26日)

おはようございます。津田沼教室の織戸です。

身近な日常生活から学習のヒントを得ることがたくさんあります。

R君は言葉や会話の学習時に、R君ご本人やご家族のお写真をお借りし使用しています。

「お父さんの名前は?」と質問すると自分の名前を答えてしまっていたR君。

お父様のお名前は覚えたのに、口頭で質問すると「お父さんの名前」の「名前」だけの印象が強いようで、

自分の名前を答えている様子でした。

そこで、お父様の写真を見せて質問をすると、お父さんの名前を答えることができるようになり、

口頭での質問でも答えることができるようになってきました。

今夏、コロナの影響で叶わなかった帰省を3年ぶりにされたとのことで、その際の楽しそうなR君のご様子を伺い、

お写真もお借りしました。

お写真とご家族のお話を参考に、どこに、だれと、何に乗ってお出かけしたか、などたくさんの言葉に触れて言葉の学習に取り組むことができました。

また、同じく3年ぶりの開催となったエレファース絵画展にも帰省の一場面を描いて出品しました。

写真を見るたびに嬉しそうなR君。

実際に見て、触れて、経験したことを言葉・文字だけでなく絵に描くことで、

R君の楽しかった思い出がより心に残ってくれたらと思います。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ

効果的な学習法で、成果に結びついたとのこと、何よりでした。その基盤には、家族や家族との旅行に対する、R君の楽しい思いや、嬉しい思いがあるということ、そこがとても大切なところですね。学習に効果がもたらされるのは、そこに明確な目標があるとき(=必要性)、もしくはそこに感情が伴うとき(=好き、楽しい、嬉しい…)です。R君の場合は、後者ですね。言葉は、安心できる、豊かな環境で育ちます。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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