4161.~意欲に応える~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「約束!」(8月19日)
おはようございます。 武蔵境教室の清水です。
授業を進める中で特に大切だと思う言葉、
それは「約束」という言葉です。
「この課題を終わらせたら、楽しい課題をやりましょう。約束です」という声掛けをすることがあります。
「約束」という言葉には力があって、生徒さんの気持ちが前向きになります。
それは、どの生徒さんも相手を信頼して約束を大切にすることをしっかりと身に着けているからだと思うのです。
生徒さんが講師を信じていてくれることを感じて、嬉しくなります。
先日、こんなことがありました。
中2の生徒さんから、授業始めの挨拶の直後にタイピングを英語でやりたいという発言がありました。
それまではタイピング練習の仕上げに日本語の文章を入力していましたが、今日はそれを英語でやりたいということです。
そして、「約束!」と言って指切りのしぐさを見せてくれました。
講師は生徒さんの意欲に驚くと同時に、一本取られたような心地よい敗北感を味わいました。
生徒さんは講師のコミュニケーションスキルを真似し、それを強化して実行したわけです。
もちろん効果は抜群で、講師は即座に、
「約束します」と応じました。
その日から、タイピングの仕上げとして短い英文で表現した自己紹介を入力しています。
生徒さんにとっても講師にとっても楽しい学びの時間になっています。
◇ワンポイント・メッセージ
授業の中での「約束」、良い形で生徒さんと講師との相互理解をもたらすツールとなっているようですね。それにしてもR君、英文での自己紹介をタイピングとはその意欲と実力に驚きです。これならば、講師としても進んで約束してあげたくなってしまいますね。