4125.~数学用語の前に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「身近な例で考えて」(7月8日)
おはようございます。津田沼教室の千山です。
中学の数学の最初は、正負の数。
気温マイナス5度など、0以下の数も聞いたことあるし、簡単、簡単と言いながら進みます。
けれども、足し算になったら計算ミスが多くなりました。
(+5)+(-8)= といったプラスとマイナス足し算の場合に多くおきています。
小学校の算数では、足し算は増え、引き算は減ると覚えました。
足し算だから増えるという思い込みからミスしているようでした。
そこで気温の話に戻って、
「気温が5度、そこから8度低くなったら何度になる?」と聞くと、少し迷ってから
「マイナス3」と、正解できました。
これが、上記の計算の答えです。
身近な例で考えたことで理解が進みました。
◇ワンポイント・メッセージ
「正負の数を身近な例を通して考える」、とても良い方法ですね。温度計の赤い液のラインの上がり下がりをイメージすることによって、正負の計算のルールを知らなくても答を求めることができます。「異符号の足し算は絶対値の引き算をして絶対値の大きい方の符号をつける」。いきなり数学の用語を使ったルールの理解は難しくても、温度計のラインをイメージすることによって逆に、数学用語による説明も理解できるようになります。