4111.~ときに先生、ときに探偵?~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「マルつけ」(6月21日)
おはようございます。武蔵境教室の西岡です。
とても元気でお話し上手な生徒さん。よく学校やご兄弟のお話をしてくれます。質問すると直ぐに答えが返ってきます。
計算問題を解くのも早く、急ぎすぎてしまうときは、こちらから
「慌てなくて大丈夫だよ」、「見直してみよう」と声をかけています。
ある日の授業でわり算の計算練習の後、「(間違いを含む)計算の答え合わせをする」という問題に移りました。
学校で隣の友達と解答を交換してお互いにマルつけをすることがあり、生徒さんはその要領で採点までをしました。
注意深く答えをチェックして、間違いを見つけると小声で、「あ、ここ違うよね」。
鉛筆の色を変え、横に正答をゆっくり丁寧に書いていきます。
「間違えないのって難しいよね」、
「全部見直すのはたいへんだから、ひとつずつたしかめだな」、
「おっと。読みやすい字で書かないと」と話しながら。
生徒さんの慎重な一面と、日頃の優しい気遣いが伝わってくるひと幕でした。
正直な感想もうれしく、次に繋げていきたいと思いました。
◇ワンポイント・メッセージ
マル付けには、ときに魔法のような効果がありますね。先生の立場になると、間違えに対して客観的になれるようです。一つひとつ確認して間違えを正していく呟きや想像されるその仕草は、探偵のようでもあります。実におもしろい、今度問題を解く時は、もっと慎重になれるのかな?