3956.~自己PR~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「面接練習」(12月22日)
A高を志望するKさんは、歌うことが好きなとても明るい生徒さんです。
しかし面接練習で自己PRを求められると、その持ち前の明るさがなかなか出てきません。
一つひとつの質問、例えば「あなたの性格は? 」「長所・短所は?」「趣味は?」「特技は?」 といった質問には
スムーズに答えられるのですが、
「自己PRをしてください」と言うと、言葉に詰まってしまいます。
そこで一問一答の面接練習に戻ると、中学校生活で頑張ったことや楽しかったこと、特に印象に残っている授業のこと、
さらに希望する大学や将来就きたい職業など、沢山の質問にKさんは次々と答えていきました。たとえば、
・“日本の文化を伝える”という授業で広島のお好み焼きを紹介したこと
・Kさんの指揮で好きな歌をみんなで合唱したこと
・なぜその高校そして大学に行きたくなったのか
・将来就きたい職業を決めた理由など
これらの話にはKさんの人柄を表したエピソードが詰まっていました。そのまま自己PRに盛り込める内容です。
講師は、
「こんな良いエピソードがあるなら、自己PRにどんどん入れてみて」とKさんに言うと、
持ち前の明るさで、「はい」と笑顔で答えました。
来週の面接練習が楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ
Kさんは、中学校生活を大いに楽しめているようですね。持ち前の明るさ、一つひとつの面接項目にスムーズに答えられること、すばらしいですね。しかし、「自己PR」となると戸惑ってしまうKさんには、まず「自己PRって何なのか?」を説明してあげましょう。次に、そのためにはKさんの数ある経験や思い、自己評価の中から、「何をとりあげるのか」「それらをどのように構成したらよいのか」を作業として一緒に取り組んであげましょう。PRの中身は、Kさんの中にたくさんあるようですから、あとは選択と並べ方ですね。