5197.~時にはオーバーステップも〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「得意なことを見つけてあげたい」(12月15日)
おはようございます。Elephas 中野坂上教室の近藤です。
5才のNくんは世界地図と国旗に大変興味があります。
アメリカ国旗は最初の13州のストライプや50州の星の数などをA3の画用紙いっぱいに黙々と描き上げます。
「楽しいこと」、「興味のあること」を目一杯に表現します。
ただ、好きなことに夢中で、指示された通りにできないことがまだまだあります。
来年春からはNくんも小学校に入学します。
挨拶や名前などの練習も必要になってきます。
彼を担当して3カ月。
最近は、始めと終わりのあいさつも上手にできるようになりました。
先日は、1から100までの数字を書き、その後100から1まで逆算することもできました。
好きなことを見つけること、そして得意なことを伸ばすことは、その子にとってとても大切なことです。
レベルが上がることにより、壁も高くなってきます。
でも好きなことならば、その壁を乗り越えていくのではないかと思います。
講師として、Nくんの得意なことを見つけてあげたい。
Nくん、今度は名前を書く練習もしましょうね。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Nくん、いよいよ来春は就学ですね。Nくんの集中力と根気を活かして、課題への導入を工夫してあげましょう。時には、オーバーステップも。「1から100までの数字を書き、その後100から1まで逆算」、云ってみればこれは就学前の生徒さんにとってはオーバーステップです。でも、Nくん、興味を持って取り組めたようですね。そうして、Nくんの得意なことを見つけてあげてください。
