5192.~数字を楽しむ〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「数字でコミュニケーション」(12月9日)
おはようございます。Elephas 東中野教室の安齋です。
挨拶後の最初のプログラムは、「今日は何日?」。
「きょうは●●月■■日ですよ」、「きのうは…」「あしたは…」と、講師が説明しながら、Aさんも声を出して読み書きを進めていきます。
そのあとは、1,2,3,4…30,31 !
何度かブログに登場していらっしゃいますが、Aさんは幼少期から通われている社会人の方。
黄色い絵を描くこと、歌を歌うこと、体で表現することが大好きな生徒さんです。
実は数字も大好き。
カレンダーを見ながら、Aさんといっしょに、講師が指差しをしながら、Aさんとリズミカルに日付を読み上げていきます。
お決まりのコミュニケーションパターンです。
大きな声で、しかも気合を入れるかのように、「いーち」「にー」「さぁーん」と、ちょっと低い声で元気いっぱいに表現します。
講師は、そんなAさんの声を聞いてホッコリしてしまいます。
とにかく、数字を見つけると数えるのが好きなのです。
時計の学習では「今、何時?」 1時から12時を、声に出して言うのはもちろんのこと、指で表現します。
講師もいっしょにアクションをします。
1~5時は右手指のみで、6~9は右手のひら5に、左手で指をのせて表現しようとします。(まだ完全ではありませんが)
10は両手をおもいっきり開いて。
そして、Aさんが大好きな待ちに待った11です。
両手それぞれ人差し指を立てて「じゅう いち じっ!」と指を前に3拍子で出します。
ご本人これを毎回講師とやりたくて、プログラムに無いと、人差し指を立てて「これは?」と聞いてくるくらいです(ちなみに12は、11で熱が入りすぎる為か、決まった表現をしません)。
カレンダーや時計はAさんにとって、何よりも身近な数字の学習教材&コミュニケーションツールなのです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Aさんと講師、息がピッタリですね。カレンダー、時計を使って、数字でコミュニケーション。月〜金曜日はお仕事を頑張って、土曜日のElephasでは大いに楽しむ。すばらしい時間、すばらしい生活サイクルですね。
