5191.~説明文読解2〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「音読」(12月8日)
おはようございます。積塾の佐藤です。
前回、説明文読解における国語辞典の活用についてお話ししました。
今回は、音読について。音読は黙読と比較して、脳の活性の度合いが全く異なります。
「が」「は」「、」「。」に赤丸をつけて、「ここを強く、ちょっと間を空けて読んでね」と指示を出し、信号無視の棒読みを矯正します。
「が」「は」の強調は読解のみならず文章表現にも影響してきます。
本当に内容を理解しているかを確かめるために、一文ずつ内容確認の質問をします。
「よく見ていれば絶対にわかる質問だから、穴があくぐらい字を見てね」と言って、
「〇〇は~と言ってるけどなんだって言ってる?」
「ここでこう言っているけど詳しく、たとえば、具体例でわかりやくしているところがあるよ。どこだろううね」
「敵と味方のしくみだね、ここの言い方表現は筆者が応援している方?けなしている批判している方?どっちだろね?」など、正解を言いやすく誘導し、正解を答えた場合は派手にほめます。
本当にわかっているかを確かめるために、ホワイトボードに文章の展開を4コマ漫画にさせるということも行います。
絵が得意な子も苦手な子も個性が爆発するところがいいと思います。
その絵を見てお互いに文章の言わんとすることと合っているか評価しあいます。
「それ違うんじゃね?だって2段落でこう言ってるよ」、
「いいの、私がこう解釈したんだからこうなの」など、ときに緊迫したやりとりになります。
1年も続けると難しい説明文論説文が読めるようになります。
◇ワンポイント・メッセージ◇
文章読解に苦手意識をもつ生徒さんは少なくありません。そのような生徒さんでも、「が」「は」「、」「。」に赤丸をつけよう、という課題には、たやすく取り組むことができるでしょう。そして自ら記した赤丸に注意して音読する。自ずと、語彙や文意が頭に引っかかってきます。それに重ねて、講師が内容について質問をする、しかもテキストを見れば分かえうような質問を。・・・このような手法で、今月18日(木)19日(金)に特別集中講習を実施します。年明けの受験に向け、成果を大いに期待しています。
