5141.~待つ〜
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)、
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
今日のElephasブログ:「「成長してるな~」(10月3日)
おはようございます。Elephas西国分寺教室の小川です。
以前ご紹介したYくんは、今でも教室の入口自動ドアが開く音と同時に、
「こんにちはぁ~!」という元気な挨拶と笑顔での入室を継続中です!
当然に講師もその声に呼応した、
「こんにちは~!」で迎えるルーティーンは変わらず実践中です!
そんなYくんの当面の課題は、
「授業開始時の態勢を整えること」ことでした。
授業ブースに入り席につくと、元気と笑顔が消えて、しばらくの間は泣きながら取り組む状況が続いていましたが、
初回の授業から5カ月が過ぎた頃から徐々に改善傾向に向かい始めました。
それまでは落ち着くまで待ったり、プログラムの順番を変更したり、
毎回様子をみながらペース配分を調整して授業を進めていました。
夏休みに入ると通常授業に加えて、期間限定の「特別講習」も受講し、
しっかりと学校の宿題や復習に取り組むことができました。
この夏の酷暑の中、汗だくで来室しても頑張って取り組む姿に、講師も、
「成長してるな~」と思わず笑顔になりました。
新学期が始まったYくんは、大きなランドセルを背負って、元気に通室しています。
たまに少しお疲れモードのときもありますが、一緒に頑張ろうね、Yくん!
講師として、改善傾向にあるYくんの態勢をしっかりと安定できるようにサポートしていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
入会されて5カ月を要しましたが、ここが安心できるところ、楽しいところ、ということをKくんが体得できたのでしょう。この間の、講師の“待つ”態勢が功を奏しましたね。しかも、ただ手をこまねいて待つのではなく、さまざまに工夫しながら。講師は「どうしたらよいのか」「なにが問題なのか」と模索、分析しながら、方法を講じます。講師の中の焦りはゼロではないかもしれませんが、楽しく、穏やかに生徒さんに対応を続けます。ブースの中のそんな空気が、「だいじょうぶだよ」「それでいいんだよ」・・・とKくんに伝わっていったのでしょう。